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株式会社の資金調達の1つに、株主の出資があります。
「株式」とは、資金調達してくれた株主への権利として株式会社が発行するものです。
株主の権利は、
①会社から直接利益を受けることができる権利
②会社の経営に参加する権利です。
の2つがあります。
➀会社から直接利益を受ける権利とは、いわゆる配当金です。
会社がビジネスをして、もうけたお金の中から株主に対してお金を配当します。
これは、出資に対する見返りです。
②会社の経営に参加する権利とは、たとえば株主総会で議決権を行使することです。
株主会社の役員(代表取締役・取締役)を選ぶとき、最終的にOKを出すのが株主です。
他にも、役員がいくら報酬をもらえるか、資金調達のために様々な株式を発行する、などを最終的に決めるのは、株主です。
これらの権利・地位を表したものが「株式」です。
設立時に、どれくらいの株式を発行するのか?
設立の際に、どれだけの数の株式を発行するかを決めます。
発起人は、すべての株式を引き受ける必要があります(発起設立のケース)。
発起人以外にも、出資を求める「募集株式」という方法を使う場合、最低でも1株以上は発起人が引き受けないといけません。
この株式の数は、特に制限はありませんが、定款に記載した発行可能株式総数の4分の1以上を発行する必要があります。
1株何円にするかも気めましょう
発行する株式の数を決めたら、1株あたり何円にするかも決めます。
平均額は、1万円です。
資本金を500万円用意するなら、500株を発行して1株を1万円と決めます。
発行可能株式総数も決めよう!
今後、会社が発行すことができる株式の数を、発行可能株式総数と言います。
これは、必ず定款に記載する必要があります。
このときの注意点として、公開会社は設立時に発行される株式総数の4倍以下でないとダメです。
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