会社は、4つ種類がある

会社には、4つの種類があります！

➀株式会社

➁合同会社

➂合名会社

➃合資会社

それぞれ、何が違うのでしょうか。

大きく分けて、２つあります。

⑴有限責任と無限責任であること

⑵所有と経営が分離or一致していること

⑴会社が倒産し、残りの債務があった場合に出資者の責任がどこまで問われるかが問題になります。

有限責任とは、出資の範囲でしか責任を負いません。

例えば、100万円出資したとしたら、その100万円が戻ることはありませんが、

連帯保証人になっていなければ、その他の債務を負うことはありません。

有限責任会社の例は、株式会社と合同会社です。

無限責任とは、全部の債務について責任を負います。

無限責任会社の例は、合資・合名会社です。

⑵株式会社の場合、会社を所有しているのは出資している株主で、経営をしているのは経営陣になります。株式会社は、所有と経営が分離していると言えます。

その他の合同・合資・合名会社はこの所有と経営が一致しています。

現在、合資と合名会社はほとんど使われていません。

圧倒的に数が多いのが株式会社で、それに次いで合同会社になります。

では、株式会社と合同会社は何が違うのでしょうか。

合同会社の視点から見ると、合同会社は、株式会社と違って設立が早く、実費も安い。また、経営が比較的自由に行えることがメリットになります。

ただし、株式会社よりも信用度が劣ります。また、アメリカのようなパススルー課税ではなく法人課税であることがネックとなり、合同会社の数は少ないです。

株式会社の数は、約２７０万社。合同会社の数は、約４万社（制度ができてから１１年）。

ただ、年々増えていることもあり、決して使えない制度ではありません。