飲食店の事業計画書ですが、今回はカフェの事業計画書をモデルとします。
事業計画書に書く内容は、以下のとおりです。
➀会社概要
②店舗概要
➂事業の概要
➃メイン商品の説明
⑤メニュー例(ランチ・ディナーなど)
➅顧客ターゲット
➆立地(お店の)
⑧競合優位性
➈集客戦略
⑩人員計画
⑪今後の予定
Contents
事業計画書にどんなことを書けばいいのか?
➀会社概要
どんな会社かを書きます。
名称 | 会社の名前 |
目的 | 定款や登記に記載した事業目的で、
今からやるメイン事業 |
資本金 | 500万円以上 |
②店舗概要
➀は、運営している会社についてを書きましたが、②はお店についてを書きます。
会社ではなく、個人事業であれば①と②はいっしょにしてもOKです。
事業名 | お店の名前 |
住所 | お店の住所 |
事業内容 | 飲食業 |
立地特性 | お店がある場所は、どんなところか |
立地特性は、お店がどこにあって、どんなところかを簡単に書きます。
例 栄。名古屋で一番の繁華街の錦が隣接しており、ブティック、洋菓子店、レストランカフェなどの商業施設も多く見られる。
最寄駅は地下鉄東山線栄駅(乗降者数〇〇〇認/日)より徒歩〇分。
➂事業の概要
事業をするに決めないといけないのは、「何を」「誰に」「どのように」販売していくかです。
この事業の概要では、どんな商品やサービスを提供するのかを書いていきます。
〇どんな商品を販売するのか
〇メイン商品は何か
〇飲食店なら、空間・憩いの場の提供
などを具体的に書きます。
➃メイン商品の説明
中華料理・インド料理・ネパール料理・韓国料理・ベトナム料理・・・など各国の料理専門店でも、カフェにしても、何かしらメインの商品があると思います。
そのメイン商品の説明をします。
例えば、チャイや香港式ミルクティーなど、その国では有名でも、日本ではあまり有名ではない商品もあります。
入国管理局の審査官も、その商品を知らないと思います。
ですので、その商品を詳しく説明してください。
⑤メニュー例
メイン商品以外に、どんな商品を提供するのか、メニューを詳しく書きます。
ランチ・ディナーのメニューがあるなら、それも書きましょう。
➅顧客ターゲット
どんなお客様に来てほしいですか?
例えば、あなたのお店が田舎にある場合、ターゲットは地元に住んでいる人たち。
60代~70代がターゲットになるかもしれません。
ここでは、どんな人をターゲットにしていくかを書きます。
➆立地環境について
②の店舗概要で立地特性を書きました。
これをもう少し詳しく書きます。
また、地図などを貼り付けるとわかりやすいです。
⑧競合優位性
お店の周辺に、ライバルとなる飲食店はありますか?
飲食店は結構あるので、起業する前に調査してみましょう。
大手のチェーン店や個人がやっている小さな店などをPick Upしましょう。
そのライバル飲食店はどんな商品やサービスを提供していて、それらのお店と自社では何が違うのか、どんな強みがあるのかを書いてください。
➈集客戦略
どんな事業でも、集客が必要です。
あなたのお店が、どうやってお客様を集めるのかを書いてください。
いろんな方法があると思います。
〇ホームページ
〇ポータブルサイト
〇チラシ
〇コミュニティ誌
〇口コミ
〇SNS
〇クーポン
いろんな方法があると思います。
それらをただ書くのではなく、詳しく書きます。
⑩人員計画
飲食店は、経営者1人で行うことはできません。
経営管理ビザを取得した外国人の方は、「経営」だけしかできません。
実際にお店に立って、調理し、お客様に商品を提供する人を雇う必要があります。
「3年後、5年後くらいに商売が安定してからでいいや」
は、ダメです。
次回のビザの更新までに絶対に雇ってください。
従業員(正社員やアルバイト)をいつ雇うのかを書いてください。
例 開業1か月目・・・正社員1名(月給 20万円)
アルバイト2名(時給 1,000円)
開業2か月以降・・・正社員2名(月給 20万円)
アルバイト4名(時給 1,000円)
⑪今後の予定
オープンまでの予定を書きます。
店舗の工事・備品の搬入・チラシの発注。人材を決定・営業許可・チラシの配布・・・などをいつやるのか。
オープンした後は、1日何人のお客様が来店することが目標か。営業時間も書きましょう
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